セイコー ダイバーズの修理(2)
前回で修理は完了したはずだったが、夜に時計を見て夜光塗料が光っていないのに気づいた。経年劣化だろう。
大した支障があるわけではないが気になるので夜光塗料を塗ってみた。
購入品
以下を購入した。夜光塗料は色々あるみたいだが、安価であり、かつアマゾンのレビューで時計修理に使用されていることがわかったのが決め手である。
Amazon.co.jp: カンペハピオ(Kanpe Hapio) 工作・ホビー用水性塗料 なし 8ML 夜光クリーム: DIY・工具・ガーデン
・光を3~5分当てることで、暗闇で15分程度発光します。
15分くらい光るなら自転車で会社から帰るときも光り続けてくれる。
修理の手順
分解
以下の手順で行う。
1. 前回同様に3点支持のオープナーを使って裏蓋を開ける。
2. 竜頭を外す
3. 時計の中身(基盤と文字版など)を引っ張り出す
1.は前回の記事と同様に行った。
2.は以下の画像に図示した箇所を爪楊枝で押しながら竜頭の取り外す
3.は時計の中身(?)を普通に爪で引っ掛けて引っ張り出す
塗装
爪楊枝の先端に少し塗料をつけて細かく塗装する。
塗料は水性なのではみ出たりしたときには剥がすことができる。
分針の塗装が非常に難しかった。縁の銀色の箇所には塗らないようにしながら白色の箇所に塗布するのだが、とにかくはみ出る。
はみ出たら爪楊枝で細かく剥がすが、剥がしすぎるとやり直しになる、ということの繰り返しだった。
実験
なんとか及第点の塗装ができたので、試しに暗い部屋で光り方を確認した。
思ったより良く光る。これはいい。
最後に
分解作業は難しくはないが、塗装がとにかく精度が求められて難しいということがわかった。正直あまり満足の行く結果は得られないことがわかった。よほど手先が器用でなければきれいに塗装することはできない。